2008年8月 プリウスで走りまくった北の旅 その2

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8/6(水)  小樽〜朱鞠内湖〜音威子府〜道道106号〜ノシャップ・稚内〜宗谷丘陵〜猿払

3時30分頃起床(早っ!!)
もう外は明るくなってる。洗面と着替えを済ませてデッキへ出てみると朝焼けがキレイ。
4時には小樽の街並みが見えてきて小樽港へ入港。いよいよ北海道へ到着なわけで背筋がゾクゾクしてくる。


動画  小樽港到着 1

動画  小樽港到着 2


4時15分には車輌甲板への案内放送があり、荷物をまとめて部屋を出る。
案内所近辺はやはり混雑しているが、例年に比べると人は少なめだな。

4時30分、ほぼ定刻に小樽港へ接岸したようで、1年ぶりに小樽の街に降り立ったのは4時40分頃。
昨年、一昨年と2年連続で小樽運河を見物していたが今回はパスして毛無山展望台へ登ってみることにする。
(高速の通勤割引適用までの時間調整を兼ねて)

まずは小樽市内のセイコマートに入り朝食やロックアイスなどを調達。

買い物を終えて外へ出ると、朝の散歩中と思われるおじぃさんが立ち止まって私のクルマをしげしげと眺めている。
プリウスが珍しいのかな、と思ったけど。。。。クルマに乗ろうとする私に話しかけてくる。

 「イヤイヤ、富山から来たんかい?」  (プリウスでなくてナンバーを見てたわけね^^;)
 
 「あ、はい、そーです。。。」
 
 「イヤ−、ご苦労さん。ずーっと走って来たんかい?」
 
 「いえ、新潟からフェリーで。さっき小樽に着いたところです。」

 「ああ、そーかい。フェリーは朝着くんだもな。。。。富山の文字見たら懐かしいもネ」
 
 「あ、富山ご出身ですか!?」
 
 「イヤ、わしは隣の新潟の、糸魚川の生まれサ」

 「あー、そうですか!それはそれは。。。。。」
 
 「んじゃ、気ぃつけてドライブしれ」
 
 「あ、ありがとうございます!」

んーー、北海道の人はフレンドリーだなーーー。
と、やはり北陸と北海道は繋がりが深いなーーー、と改めて思う。


それからナビの案内にしたがって毛無山展望台へ向かう。
ワインディングをぐんぐん登る。燃費悪い〜〜〜〜

5時15分、到着。何組か先客がいる。地元ナンバーじゃないし、フェリーで来た人たちであろう。
車中泊してたらしいワンボックスもいる。関東のナンバーで、おぢさんの一人旅のようである。

ここは小樽市内が一望できるなかなか素晴らしいポイントだ。
フェリーターミナルも見える。港の防波堤や、さっきまで乗ってた「らいらっく」の姿を確認。
天気もいい感じになってきた。

15分ほどで展望台を後にして、5時55分、朝里インターから札樽道に入る。
通勤割引適用のつもりが、入った時点で料金が引かれているようで、どーなってんのかな?
ま、100円程度の違いだからいいか。(後で確認したらちゃんと割引になってた)

札幌市内は高速に乗ったまま通過。帰りには寄り道してみようと思う。
札幌ジャンクションを6時31分に通過。時速100キロのクルコンでらくらく運転。
7時10分に茶志内PAで休憩。雲がいい感じだ。

茶志内を出て、通勤割引適用のため7時42分に深川インターで一旦降りる。
カードを入れ替えて、再度高速へ。(ここで間違えて一般の入り口から入りそうになり、ちょっとバックして入りなおす^^;)

旭川過ぎて北上して行くと片側一車線の部分が多く、制限速度も70キロになったりする。
規則をしっかり守り、クルコンの速度をゆるめてのんびり走る。

(後ろのみなさんごめんなさい。でももちゃんと法律遵守してるし、このくらいの速度の方が燃費いいよ!)

8時20分、比布大雪PAで休憩。ここも雲がいい感じ!

引き続き時速70キロ程度でのんびりとクルコン走行し、終点の士別剣淵ICを8時58分に出る。
国道40号を北上し、久しぶりに朱鞠内湖へ行ってみようと士別市内で国道239号へ左折。

道北らしい、「広々しているがどこか寂しさを感じる景色」の中を走る。
途中から道道251号へ入って朱鞠内方面へ。のんびりした景色の中、たまに集落が現れる。

こんなところに住んでみたい。。。と夢のようなことを考えながらゆっくりとクルマを走らせる。

国道275号へ出て、9時40分、朱鞠内PAへ到着。
10年以上前に来ているが、木々が成長したせいか眺望があまりよくない。

もう少し足を伸ばして湖畔まで行ってみる。キャンプ場があり夏休み期間中だが誰もいない。
この寂しさが道北の魅力である。

プリウスを入れた写真を撮って、10時には湖畔を離れた。

再び国道275号へ戻り、美深方面へ走る。
「母子里」(もしり)という集落を通過、廃止になった深名線を思い出す。
ここは日本最低気温−41.2℃を記録したところだ。冬に来てみたいっ!

後でツーリングマップルを見てたらこの国道275号は「交通量皆無のルート」とあったが、トラックがたくさん走ってたぞ。

ところでガソリンが無くなってきた。残量は約9リットルと思われる。
「稚内までは行けそうだな、宗谷岬の日本最北のGSで給油して記念品をもらおう」とも考えていたのだが、
途中何があるかもわからんので、美深でガソリンを入れることにする。

10時40分、美深の街に入った。ホクレン(農協)のスタンドがあったので満タン給油。
リッター189円(高っ!!)。40.5リッター入る。

小樽からここまで316キロ走って、平均燃費は25.0キロ/リッター。通勤時よりも悪いね。。。。
高速は時速100キロで走ったし、一般道へ入ってもクルコンで楽してるからしょうがないな。

給油した後は国道40号を音威子府へ向かう。

11時20分、JR音威子府駅へ到着。もちろん名物の黒いソバを食べるためだ!!
が、なんと水曜日の本日は定休日。。。。。。なんだかなぁ。。。。。。がっくりきたなぁ。。。。。。。

憮然として駅内に展示してある鉄道模型などを見ていたが、11時32分に稚内行き「スーパー宗谷1号」が到着するので撮影。

私はビデオを撮っていたので、下の写真、右3枚は父親が撮影したもの。
261系は初めて見る。増結した6両編成で、キロハが2輌になっていた。また模型が欲しくなってくる。

動画  スーパー宗谷1号 音威子府駅到着


昼食は食べねばならんので、すご近くにある「道の駅 音威子府」へ行く。ここにも黒いソバはあるだろう。
12時前だけど、駅のそば屋がお休みのせいか結構混んでいた。(ここの定休日は木曜日とのこと)

暖かい天ぷらそばを注文する。息子がいたら「ざるそば」を注文するだろうな。
父親はなぜか味噌ラーメン。ここはラーメンも名物のようでいろいろと種類があった。

そばは下の写真のとおり真っ黒で美味。父親のラーメンも少し食べたけど美味しかった。

食事を済ませて、国道40号を東へ向かう。天気は曇から少し雨がパラつくようになってきた。
佐久から道道119号へ入って日本海側のオロロンラインへ向かう。

遠別で国道232号へ一旦入るが、すぐ海側へ折れて町道に入ってみる。

道路標識も何も無い一直線の道だった。(道道106号と似てるけどね)
雨は降ってないけど雲が厚く、これじゃ利尻富士は見られないな〜(13時15分撮影)

しばらく町道を走ってから国道232号へ戻り、天塩町から道道106号へ入る。
ナビの案内のままに走ってたら、何度も左折右折を繰り返すハメになったし。

サロベツ原野PAへ到着したのが13時50分。一昨年は車窓から眺めただけだったオトンルイ風力発電所の風車を見学。
風車の下へクルマを移動させて写真を撮ったりする。

それからは淡々と道道106号を北上。相変わらず素晴らしい道ですな!

天気がだんだん回復してきて、逆光ながら利尻富士の姿を見ることができた。
午前中なら順光でくっきりと見えるんだろうな。または夕日の頃なら良かったな。また来るぞ!

何度かクルマを停めて写真を撮る。 左 14時48分 右 14時54分 撮影。

引き続き稚内方面へ向かうが、JR抜海駅へ寄り道してみる。(15時10分)
列車の来る気配なし。北海道のローカル駅の風情が素晴らしい。

抜海駅では1983年の2月に撮った写真がある。列車の旅で停車中に知人に撮ってもらったものだ。(人物は22歳の私)
その写真のアングルを思い出しながら一枚撮影してみる。
25年の歳月が流れており、季節も違うが、駅舎の形や電柱・駅名表等の位置は変わってないのがわかる。

抜海駅を出てノシャップ岬へ向かう。ここは一昨年は来ておらず、かなり久しぶりの訪問だ。
ここからも利尻富士が見える。利尻・礼文へ向かうハートランドフェリーも見える。
やはり夕日の時間は最高だろうな。。。

それから稚内市内へ入って、一昨年も行った駅の東側の北市場へ行く。
お目当てはもちろん今夜のおつまみ「旬の毛ガニ」

市場内のお店の配置は一昨年と変わっていたが、ともかく良さそうなのを1パイ確保して、クーラーボックスへ保管。
駅にはお昼に撮影したキハ261系が停車していた。16時51分発、札幌行のスーパー宗谷4号だ。

稚内市街を出て国道238号を走り、途中のコンビニでロックアイスとサッポロクラシックを購入してこれもクーラーボックスへ保管。

今回は宗谷岬へは行かず、道道121号から町道、道道1077号を通って宗谷丘陵へ向かう。
かなりの裏道ルートで途中にダートもあったが、日も傾いてきてなかなか良い雰囲気の道だった。

下は宗谷丘陵近辺の画像だが、最初の3枚はこのルートから入らないと見られない風景だ。(17時30分頃撮影)
ここでゆっくりと撮影タイムを取る。父親も銀塩カメラを持ち出していろいろ撮影する。

動画  宗谷丘陵の風車

18時過ぎに宗谷丘陵を離れ、国道238号へ戻りオホーツク海を左に見ながら南下する。

18時45分、本日の宿泊地 道の駅さるふつに到着。一昨年は息子と2人でエスティマで車中泊した場所だ。
今回は敷地内の「ホテルさるふつ」に泊まる。

美深で給油してから251キロ走り、燃費は29.5キロ/リッターだった。

温泉へゆっくりと入ってから、ホテル内のレストラン(道の駅の施設)で夕食。
このホテルは基本的には2食付なのだが、夜は好きなものを食べたいのと、朝は早く出発したいため素泊まりにしてもらった。

父親は「さるふつ定食」を注文。食事付きのプランにするとこれが出るんだろうと思う。
私はかねてからの念願であった「ホタテカレー」とホタテの刺身、フライを注文。うまい料理に生ビールが進む!

猿払村は天然ホタテの名産地であり、味はどれも最高だったが、特にカレーはうまかった!(ちょろっと食べた父親も絶賛)
単に「ホタテが入ってるシーフードカレー」というのではなく、ルゥーもホタテにあうようにしっかりと考えて作ってるんだと思う。

これを食べるためだけにここまで来てもいいと思う程の味だ。


後から入ってきた、バイク旅でキャンプをしているらしい3人連れ(男性2名 女性1名)のうちの女性(ちょっと年上でリーダーのよう)が
店員さんにオススメを聞いている。
店員さんは刺身、フライ、塩焼きの定食にして食べ比べしてくださいな、と勧めていた。

すっかり酔っ払っていた私は、帰りがけに「お腹に余裕ありましたらぜひホタテカレーをどうぞ、ほんとに美味しいですよ!」と勧めてしまう。
リーダーらしき女性が「そーですよね、そちらが食べているのを見て、すごく美味しそうでした!」と答えてくれた。

が、果たしてカレーを追加注文したかどうかは定かではない。

部屋へ戻り、また温泉に入ってから、サッポロクラシック飲みながら稚内で買った毛ガニを食べる。
一昨年はエスティマの車内で食べたなぁ。今年の毛ガニも美味しかった。ミソの味がまた最高!

食べ終わって22時過ぎに就寝。今日はほんとによく走った!

本日の走行距離  567キロ

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