2007年2月 北海道 道東の旅の記録 トップページ


今回の旅行記は敬愛する紀行作家、故 宮脇俊三氏の文章を意識して、というか真似て書いてみようと思う。
宮脇氏独特の
「淡々としているが味わい深く、さりげないユーモアが感じられる文章」になるかどうか。
一部、氏の文章の盗作のようになる部分があるやもしれず、その点はご容赦いただきたい。


昨年8月に6年ぶりに北海道を旅して、その魅力を再認識した。帰りに小樽からフェリーに乗った時に
「今度はいつ来られるだろう・・?早くて2〜3年後だろうな。。。。」と寂しく思った。

ところが、思ってもいなかった「冬の北海道」への旅が前回から半年後に実現することになった。

なぜ好き好んでわざわざ寒い冬に北海道へ行くの?という人がいる。もっともな意見ではある。
しかし、冬の北海道は素晴らしい。雪祭りや流氷など、もしそんなものが無いとしてもありのままの厳しい自然が良いのである。
宮脇氏の言葉を借りると
「北海道はぜひ冬に訪れて欲しい。夏だけ行ったのでは誤解のもとになる。
夏だけ行くのなら行かない方がよい」となる。これは極論ではあるが私はその通りだと思っている。



前回は息子との二人旅であったが、一人旅となると何かと障害も多い。
宮脇氏の家庭のように、
「父親はいつも一人で旅に出るもの、と我が家では決まっている」という風になっていれば
よいのだが、一流出版社の役員でも紀行作家でもない、普通のサラリーマン家庭である我が家では無理である。

月火の平日の二日間、息子を学校休ませて連れて行こうかとも思って本人に話したら、嬉しそうな顔をした。
「これはいいぞ」と思ったが、偉大なる将軍サマの「期末テストも近いというのに何バカなこと言ってんの!」の一言により却下。

ともかく詳細は省略するが、土日の休みに月火を有給休暇とした4連休の初日に何とか一人旅に出る許可を得た。
翌日2/18日曜日 富山−札幌  2/20火曜日 札幌−富山の航空券をネット予約。2泊3日の旅が決定。

できれば土曜日から出かけて3泊はしたかったが、旅の許可を得たのがその日の朝9時では無理だった。
航空券も一ヶ月前に予約すればかなり安いのだが。。。。。

いやいや、そんなことよりも旅に出られるだけ幸せ。贅沢を言ってはいけない。

網走近辺で流氷を見ることが主目的であるが、うまく接岸しているかは行ってみないとわからない。
詳細な計画は未定のままともかく半年ぶりの北の大地へ旅立つこととした。


その1  2月18日

その3  2月19日

その3  2月20日


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